世の模型ユーザーを懲らしめる問題、その1つは「カプラー問題」だと個人的には思う。
それの解決策として「KATOの○○○○系をTN化する」「TOMIXの△△△形をKATOカプラーにする」っていう方法がネット上にはありふれているわけである。
だが、後者はともかく全車については電車や気動車などについては手軽にできる方法がありふれているものの、それらとカプラー周りの構造が異なる機関車については「TOMIXの既製品を分解する」「接着剤でどっかに接着する」等、その手段は決して「お手軽」とは言えないものも多かった。
今回、私の尊敬する先輩より接着も特別な加工も必要とせず、超お手軽にKATOの機関車をTN化出来る手段を伝授していただいたので、この機会に読者の皆様にもぜひ共有していただきたい所存である。
予め言っておくが、既出だったら申し訳ない。
必要なもの
TOMIXの「0396 自連形TNカプラー(SCカプラー対応・黒・20個入)」。これだけである。
やり方
1:TNカプラーを組み立てる。
2:機関車のスカートを外す。
3:アーノルドカプラーをそのままTNカプラーに置き換える。この時板バネが飛び跳ねてどっか行っちゃいました…なんてことにはならないように気を付けよう。
4:スカートを元に戻す。
これだけで完成である。特別な加工や接着は一切必要ない。
気になる連結面間隔だが、KATOのED78同士だとこういう感じになっている。近すぎず遠すぎずちょうどいいのではないだろうか?
おわりに
私は固定編成で運用する車両にはKATOカプラーを、他車両との連結があったり連結運転を前提とする車両にはTNカプラーを装着しており、「どうにかしてKATOの機関車をTN化出来ないものか…」と思っていたのだが、今回遂にその夢がかなった形になった。
方法を伝授してくれた先輩にはこの場を借りて感謝を申し上げたい。誠にありがとうございました。
え?カプラーの色が黒じゃ嫌だって?…そこにスプレー缶の塗料があるじゃろ?